すっかり涼しくなってきましたね。
秋の夜長で、ゆっくりと音楽を聴いたり食事を楽しむのにちょうど良い季節ではないでしょうか。
今回のコラムはアントニオ・カルロス・ジョビンの「アグアス・ジ・マルソ(三月の雨)」です。
ジョビンらしい完成されたハーモニーと、一度聴いたら忘れられないメロディがとても印象的な曲です。
日本とちょうど真逆に位置するブラジルでは、3月は真夏の暑さが和らいだ秋のはじまりです。
そんな季節に山の別荘でジョビンが作った曲で、別荘の釘やランプ、外にいるカエルや雨で出来た小川に流れていく木などの単語と、夏が終わっていく心情などを上手く歌詞に綴っています。
ひとつひとつの歌詞中の単語を並べていくと、1枚の絵画が完成するような素晴らしい曲です。